口臭の原因はこんなところに潜んでいる!

口臭は多くの人が抱えるトラブルですが、一体どのような理由で発生するのでしょうか。口臭の発生原因について、わかりやすくまとめています。

口臭はなぜ起きてしまうの?

誰もが持っている口臭も、強くなると不快に!

人間はどのような人でも、多少なりとも自分自身のにおいを持って生活しています。

これは口の中でも同様で、誰でも「生理的口臭」というその人特有の口臭を持っています。


生理的口臭は、寝起きや空腹時、緊張時、女性の場合は生理・妊娠などによって強まりますが、顔を極端に近づけないと分からないレベルの口臭ですから、一般的に悩まれている口臭とは少し性質が異なります。


問題となるのは、他人に不快な気持ちをさせてしまうほど強く臭う口臭です。

これは生理的口臭とは別に、口から強い臭いを発生させてしまう何らかの原因が存在していますので、その原因を把握し、予防・対策していかなければ改善しません。

強い口臭を発生させる原因は、大きく分けて以下の4つが挙げられます。

1.口内環境によって引き起こされる口臭

口臭の原因として最もよく知られているのが、口内環境の悪化です。

口の中には多くの細菌が存在し、歯磨きなどの口腔ケアを行うことで細菌数のバランスを取っています。


口内環境が悪くなると、その細菌が異常な数まで増殖してしまい、その細菌が「硫化水素」「メチルメルカプタン」などのにおいの元となる原因物質を作り出すため、口臭が発生してしまいます。


口内環境が悪い場合、口臭以外にもお口の中にサインが出ていることが多いですので、下記のような症状が出ていないかを確認・判断してみましょう。

歯磨きが不十分の場合

  • 歯の表面がザラザラしている
  • 入れ歯・冠・ブリッジ・矯正器具などが入っている

虫歯が原因の場合

  • 歯が痛い
  • 穴の開いている歯がある
  • 歯に黒い線や点がある

唾液が少ない場合

  • 口の中が乾燥している(目安:5分間の唾液分泌量が5ml以下)

歯周病が原因の場合

  • 口の中がネバネバする
  • 歯ぐきが腫れる
  • 歯ぐきから血が出る
  • 歯がグラグラしている
    (歯の生え代わりを除く)
  • 歯と歯の間に食べ物がはさまる

2.病気の影響で生じる口臭

全身の病気によって発生する口臭を、「病的口臭」と言います。

これは病気そのものが引き金となり口臭の原因物質を作り出すことで、口臭が発生するものです。


病的口臭はほとんどの場合、どのような臭いの口臭なのかによって原因を判別することができます。

タンパク質の壊疽臭(膿のような臭い)

  • 消化器系(胃や腸)の不調、病気
  • 副鼻腔炎、扁桃炎、咽頭脳腫、咽頭がんなど耳鼻咽喉系の病気
  • 肺がんや肺腫瘍など呼吸器系の病気

甘い匂い・焦げたような臭い

  • カンジダ感染(咽頭、気管支、肺など)

アセトン臭(甘酸っぱくてツンとする臭い)

  • 糖尿病

アンモニア臭(おしっこのような臭い)

  • 肝硬変や肝臓がんなど肝臓の病気
  • 腎不全などの腎臓の病気

魚臭(生ぐさい臭い)

  • トリメチルアミン尿症
  • 腎不全などの腎臓の病気

3.飲食・嗜好品による口臭

臭いの強い食べ物や、お酒・タバコといった嗜好品が口臭の原因となることはよく知られています。


「歯の間や口の中に原因となる成分が残っているから口臭になる」と思っている人も多いようですが、実は飲食物や嗜好品による口臭は歯磨きなどの口腔ケアだけでは改善されないことがあります。

ニンニクやニラなどの臭いの強い食べ物

臭いの強い食べ物の中には、アリルメチルスルフィドなどの悪臭の原因成分が存在しています。


これを食べることによって、口の中だけでなく消化器官や肝臓を通り、最終的に肺に到達して息自体が臭うようになります。


この悪臭は食後約16時間もの間続くと言われていますので、口腔ケアだけでなく体の中から改善するような工夫が必要です。

アルコール

お酒に含まれるアルコールが体の中に入ると肝臓で分解されますが、その過程でアセトアルデヒドという悪臭の原因物質が生まれます。


アセトアルデヒドも分解されて無害なものになるのですが、この分解に時間がかかればかかるほど悪臭の原因物質が体内に残っているため、血液に乗って肺に到達することで口臭が発生してしまいます。


現代の日本人は、食生活の乱れやアルコールの過剰摂取などにより、肝臓の分解機能が弱っている人も多く、アルコールによる口臭が増えてきています


また、アルコール自体が口の粘膜を乾燥させる働きがあり、唾液が減ることでより口臭が発生しやすい環境を作ってしまいます。

お酒の量や頻度を調整して肝臓の働きを弱めないようにすること、アルコール摂取後は口腔ケアをしっかりと行うことが大切です。

タバコ

タバコに含まれるニコチンは血液の流れを悪くするため、唾液が出にくくなって口臭の原因となる環境を作ります。


また、タールが口の中に付着することでも口内環境を悪化させて口臭を発生させます。


喫煙者の場合は特にこまめに歯磨きを行い、そして歯磨き以外の時間も口の中の清潔を保てるように工夫しましょう。

4.腸内環境悪化による口臭

意外に思われる方も多いのですが、実は口臭が腸内環境によって起きていることもあります。

腸の中には善玉菌と悪玉菌とが存在し、善玉菌が多めになるようバランスを取ることで腸の働きを守っています。


しかし、生活習慣や食事などの影響で悪玉菌が多くなってしまうと、腸の機能が低下してしまうため、便や食べ物の残りカス(残渣物)が腸の中に残りやすくなります。


すると、便や残渣物は腸の中で腐敗が進み、悪臭となる原因物質を作り出してしまうのです。

悪臭の原因物質は腸内に留まっているわけではなく、血流にのって全身へと巡ります。


これが肺に到達すると、息を吐いたり会話をするときに、口臭となって放たれてしまうのです。

また、この状態が続くと口臭だけでなく、皮膚から体臭として臭うようにもなってしまうため、注意しなければなりません。

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